アガベの世界に興味を持ったけれど、専門用語や育て方が難しく感じる方も多いのではないでしょうか? この記事では、アガベ初心者でも分かりやすいように、用語や基礎知識をまとめました。


これを読めば、アガベライフがもっと楽しくなること間違いなしです!


1. アガベとは?基本的な特徴を解説


アガベは、南米原産の多肉植物で、ロゼット状の葉や太くて堅い葉の先端に鋭いとげを持っています。 多くの種類が存在し、テキーラの原料としても使われます。
主な特徴
- 耐乾性:水やりの頻度が少なくて済み、初心者にも育てやすいです。
- 成長のスピード:ゆっくりと成長するため、長く楽しめます。
- 品種の豊富さ:小型のものから巨大なものまで、バリエーションが豊富です。
アガベはインテリアにピッタリな見た目だけでなく、管理が簡単である点もポイントです。 ただし、葉の先が鋭いため、取り扱いには注意しましょう。
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2. アガベ育成でよく使う用語一覧


アガベを育てる際に知っておくと便利な用語をまとめました。
株(かぶ)
アガベ本体のことです。 「この株は…」といった表現で使われます。
ベアルート
株を土から引っこ抜いた状態のことです。 海外で育成した株を輸入する際によく使用されます。 例えば、台湾で育てた株を引っこ抜いた状態で輸入したものを「台湾ベアルート」と呼びます。
実生(みしょう)
種子から育成したものを指します。 流通している多くの人気種は、親株から出た株ですが、実生株は種子から育成されたものです。 実生をたくさん育て、他と違う特徴が出た株が希少種となることもあります。 そういった株を選りすぐることを「選抜」といいます。
成長点
アガベを上から見たとき、中心にある部分で、ここから葉が展開し、成長していきます。 成長点を太らせながら、丸く育てるのが醍醐味です。
子株(こかぶ)
親株の周りに生える小さな株のことです。 これを育てれば新しい株を増やせます。
用土(ようど)
植物が植わっている土のことです。 一般的に複数の土をブレンドしたものを使用します
鋸歯(きょし)
アガベのトゲ周りの、主に白くなっている部分です。 品種によって特徴があり、魅力の一つです。
プランター
株を植える鉢のことです。 アガベは水はけの良い鉢が適しています。 例えば、スリット鉢などが育成には向いています。
カキコ
脇目から出てきた子株のことです。 一般的にはこの使い方で良いですが、胴切りして出た子株でも言うかもしれません。
斑入り(ふいり)
ベースの葉色に斑が入ったものです。 光合成できる葉緑体が少ないので、一般的に成長は斑入りの方が遅いと言われます。
根鉢(ねばち)
鉢の容量に対して根の量が多くなった状態です。 根鉢になると、根の成長が止まり、株の成長にも影響します。 年1回を目安に、植え替えしましょう。
スピン
アガベの棘のことです。 品種によって特徴があり、魅力の一つです。
トップスピン
アガベの棘のうち先端の一番長い棘のこと。品種によって長かったり、短かったりする見どころの一つです。トップスバインとも言います。
サイドスピン
アガベのトゲのうち先端以外の横の棘のこと。品種によって長かったり、短かったりする見どころの一つです。サイドスバインとも言います。
ベアルート
株を土から引っこ抜いた状態のことです。
海外で育成した株を輸入する際や、植え替え時に使用されます。
例として、台湾で育った株を日本に取り寄せるとき、ベアルート状態で届くことがあります。
葉挿し(はさし)
アガベの葉を土に挿して新しい株を育てる方法です。
成功率は品種によりますが、子株を増やす楽しみがあります。
覆土(ふくど)
種や根の上に土をかぶせることを指します。
アガベの場合、覆土は薄めが推奨されます。
徒長(とちょう)
光不足などで茎や葉が細長く伸びてしまう現象です。
フォルムが崩れてしまう原因になるので、日光を適切に当てることが大切です。
根詰まり(ねづまり)
鉢の中で根がぎっしり詰まる状態です。
アガベが元気をなくす原因になるため、定期的に植え替えをしましょう。
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3. アガベを選ぶ時に知っておきたい用語


アガベを購入する際に役立つ言葉を押さえましょう。
斑入り(ふいり)
葉に白や黄色の模様が入ったものを指します。
斑入りのアガベは特に人気が高く、観賞価値も抜群です。
特選株
形や模様、状態が特に優れた株のことです。
販売店や育成者が自信を持っておすすめする株を選ぶと失敗が少なくなります。
コンパクト種
小型で育てやすい品種を指します。
室内で育てたい方におすすめです。
群生株(ぐんせいかぶ)
一つの株から複数の子株が育ち、群れのように広がっている株のことです。
鉢植えでも庭植えでも見栄えが良いです。
4. アガベの病気やトラブルに関連する言葉


アガベを健やかに育てるためには、病気やトラブルに関する用語も知っておきましょう。
根腐れ(ねぐされ)
過剰な水やりや多湿が原因で、根が腐ってしまう状態です。
土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。
葉焼け
強い直射日光により葉が焼けてしまう現象です。
夏場は遮光ネットを使うか、日陰に移動させると良いです。
ハダニ
葉の裏に発生する害虫で、小さな赤い点のように見えます。
放置するとアガベの健康を損ねるため、水を霧吹きでかけたり専用の駆除剤を使いましょう。
斑点病(はんてんびょう)
葉に黒や茶色の斑点ができる病気です。
湿度が高い環境で発生しやすいため、通気性を良く保つことが予防につながります。
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5. 知っておきたいアガベ関連の人気品種名


以下にアガベ愛好家たちの間で人気の高い品種をご紹介します。
アガベ・チタノタ(Agave titanota)
ゴツゴツした葉と鋭いトゲが特徴的。希少性が高く、コレクターから愛されています。
アガベ・アテナータ(Agave attenuata)
トゲが少なく、滑らかな葉を持つ優雅な品種です。初心者にもおすすめです。
アガベ・パリー(Agave parryi)
丸みを帯びたフォルムが可愛らしく、比較的コンパクトです。室内で育てやすいのが魅力。
アガベ・ビクトリアレジーナ(Agave victoriae-reginae)
白い縁取りが美しい品種で、観賞価値が非常に高いです。
アガベ・アメリカーナ(Agave americana)
大型でダイナミックなフォルムが特徴。庭植えにおすすめです。
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