ヤフオクで見つけた「悪魔くん50株セット」。
思い返せば春先のあの時期がおかしかった。。前回シーザー100株購入したのに引き続き、深夜のテンションと激安の誘惑に負けて、またしてもポチッと落札。
数日後、ダンボールが届いて開けてみると、50株のアガベたち。
何回やっても反省しない私ですが、せっかくなので全部発根させてやります!
この記事では、そんな私の実体験をもとに、
オキシベロンとRapid Startを使ったアガベ・悪魔くんの発根管理を初心者でもできるように、全工程を丁寧に解説します。

最近だいぶ安くなった悪魔くんを購入しました。



50株発根管理したらいったい何株くらい発根するの?と興味がある方にぜひご覧いただきたいです。




アガベ 悪魔くんとは?
アガベ 悪魔くんの概要
アガベ・悪魔くんは、葉の縁のトゲが非常に鋭く、まるで悪魔のツメのような形から命名されています。トゲトゲしさから、去年くらいまでは手の届く価格ではなく、高値の花でした。メリクロン技術のおかげでだいぶ手に届きやすい価格に落ち着いてきています。
基本情報
アガベ悪魔くんの基本情報【一覧表】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Agave titanota(アガベ・チタノタ) |
| 通称 | アガベ悪魔くん(選抜個体の愛称) |
| 分類 | 多肉植物(リュウゼツラン科アガベ属) |
| 原産地 | メキシコ(乾燥地帯) |
| サイズ | 直径10〜20cm前後(成長ゆっくり) |
| 葉の色 | 濃緑〜青緑、白い縁取りや粉がつくことも |
| 特徴 | 鋭いトゲ・ゴツゴツした葉・ロゼット型 |
| 育成環境 | 日当たり良好で風通しの良い場所が理想 |
| 耐寒性 | 弱め(5℃以下は避ける) |
| 耐暑性 | 強い(乾燥にも強く夏も元気) |
| 水やり頻度 | 春〜秋:月1〜2回 / 冬:月1回以下 |
| 成長スピード | 非常に遅い(年に数枚の葉が出る程度) |
| 入手方法 | 園芸店・多肉植物専門店・ネット通販など |


オキシベロンとは?


オキシベロンの概要
オキシベロン(Oxybevron)とは、植物用の発根促進剤の一種で、特に挿し木や発根管理の際に使われる農薬です。
正式には「植物成長調整剤」に分類され、主な成分はインドール酪酸(IBA)というホルモンです。
この成分は、植物の根を伸ばす働きがあり、根の発生を助けたり、強く太い根を出しやすくする効果があります。
🔍 オキシベロンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | オキシベロン(粉剤・液剤あり) |
| 有効成分 | インドール酪酸(IBA) |
| 分類 | 植物成長調整剤/農薬登録あり |
| 主な用途 | 挿し木、接ぎ木、根なし苗の発根促進 |
| 使用方法 | 茎の切り口につける/希釈して浸けるなど |


RapidStartの使い方と効果
今回使う発根促進剤「RapidStart」は、発根を早めるのに非常に効果的です。使い方は以下の通りです。
使用方法
- RapidStartを水で薄める。目安は200から500倍希釈です。
- アガベの根元やカット部分に浸ける。
- 土に植えた後、土が乾燥しないよう注意しながら適量の溶液を与える。
効果
- 栄養分が直接根に届き、発根が加速。
- 根の成長が早まり、株の安定性が増す。
匂いは独特かもしれませんが、Rapid Startは初心者にも扱いやすいしあるのとないのでは発根のスピードが段違いです。
こちらもRapid Startを利用して発根管理が成功しています。




アガベの発根管理とは?どんなことをするの?


発根管理とは、ベアルートとも言われる根のないアガベを、しっかりと根が出るまで育てる工程のことです。
よくある発根管理の場面
- ヤフオクやメルカリなどで購入したが、根が乾いてしまっているアガベを購入した時
- 株分け・胴切りなどで自分で切り戻した株
- メキシコや台湾などからの輸入苗の植え付け前



この「根を出すまでの期間」に、腐らせず健康に管理することがとても大事なんです。
アガベの発根管理|やり方をステップで解説!


実際に私がやっている方法をそのままご紹介します👇
準備したもの
・トレー
・育苗トレー
・多肉植物用の用土
・BEST SOIL MIX
・日向土
・カッター
・ライター
・オキシベロン
・Rapid Start
STEP0:開封の儀
届いた荷物はこちら!


中を開けるともう一つ箱がありました。


その中に緩衝材に包まれる形で悪魔くんが顔を出しました!


STEP1:下処理



中途半端に行うと、最悪腐る恐れがあるので殺菌はしっかりやりましょう!
- カッターをライターで炙り除菌する
- 根っこの部分をカットする
根っこの部分をカットした状態がこちら!


TEP 2:発根促進剤につける
- オキシベロンを400倍に希釈する
- STEP1で根っこをカットしたアガベをカットした部分が浸かるようにセットする
- 12時間待つ
- 時間が経ったらオキシベロンから上げて、24時間しっかり乾燥させる



オキシベロンにつけすぎると、本来成長に使われる養分が流れ出てしまうのでつけすぎ注意です。
STEP3:発根管理用の環境にセットする
- 用土を用意する
- カットした部分を埋める
シーザーは100株だったので、半分のケースに植えています。
STEP4:あとはひたすら待つ
あとはひたすら待ちます。
※緩衝材の綿が取れていなかったので、これから取っていきます。


子株を購入して発根管理するメリットとデメリット
✅ メリット(僕が感じたリアルな良さ)
- とにかく安く手に入る
- 発根の達成感がクセになる
- アガベの育て方に自信がつく!
❌ デメリット(やってみて感じた課題)
- 最初の乾燥管理が面倒&緊張感あり
- 根が出るまで不安&時間がかかる(早ければ数日〜遅ければ半年や1年など)
- 最悪腐らせてしまう
実際にやってみた!アガベ発根レポート
私は、冒頭で書いた通りヤフオクでアガベ・チタノタ・悪魔くんの子株を50株セットで落札しました。
届いた株は根が乾いた状態で、よく数えたら53株入っていましたw
🌱 結果は…?
今後発根記録を載せていきます!



引き続き発根管理中!
Q&A:アガベの発根管理に関するよくある質問


❓ 発根促進剤って使うべき?
👉 使うと早まることが多いけど、なくてもOK。
初心者の方はルートンなどを軽く塗っておくと安心です。
❓ カットした後の乾燥期間はどれくらい?
👉 最低でも24時間
季節や湿度によっても変わるので、茎の断面が乾いて硬くなるまで待つのがベスト。
❓ 発根後の管理はどうする?
👉 今回はアガベ用土に飢えているのでそのまま管理。水苔などで管理した場合は用土に植え替え。
日陰→半日陰→日なたへなどゆっくり日光に慣らしていくのがポイントです!
✅ まとめ:大株は高い!子株の発根管理で植物育成の楽しさを知る!
🌵 まとめポイント
✅ 発根管理は、ベアルートから株を育てる大事なステップ
✅ 正しい乾燥・土選び・水やりのタイミングがカギ
✅ メリットも多いが、慎重に進めないと腐るリスクも
✅ 成功すればコスパも満足感も◎!



発根管理は、修行だと思っていますw
やってみて初めて分かる奥深さと楽しさ、ぜひ体験してみてくださいね😊




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