こんにちは!今回は胚珠(はいしゅ)について説明していきます。胚珠とは、植物の中で将来「種子」になる部分 のことです。花の中にあり、受粉すると成長して種になります。
たとえば、リンゴの種、ひまわりの種、豆の種も、もともとは胚珠だった ということです。植物が子孫を残すために、とても重要な役割を持っています。
ボタゾン胚珠って理科で習ったような気がするけど、もう何十年も前の話で記憶の彼方に行ってしまいました。。。



この記事では、胚珠の基本情報から成長過程まで詳しく解説します!




胚珠とは?基本の意味を解説





植物は花を咲かせたあと、種を作ります。この種のもとになるのが 胚珠 です。
🌼 胚珠はどこにある?
胚珠は めしべの奥にある「子房(しぼう)」の中 に入っています。受粉すると、胚珠が成長して種になり、子房が果実になります。
例えば…
- リンゴの種 → 胚珠が変化したもの
- リンゴの実 → 子房がふくらんでできたもの



つまり、胚珠は植物の赤ちゃんのようなもの で、将来の種になる大切な部分です。
胚珠の役割とは?


植物が種を作るためには、胚珠がしっかりと受粉し、発育することが大切です。
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🌱 胚珠の主な役割
- 受粉すると、種子になる 🌿
- 胚珠が受粉すると細胞分裂をして種になり、発芽の準備をする。
- 受粉しなかった胚珠は成長しない ❌
- 受粉しないと胚珠は発育せず、種ができない。
- 子房と一緒に果実を作ることもある 🍎
- 胚珠は種になり、子房はふくらんで果実になる。(例:リンゴ、ミカン)



このように、胚珠は植物が子孫を残すための大切な器官です。
胚珠が受粉するとどうなる?


✅ 受粉のプロセス
- 花粉がめしべの柱頭(ちゅうとう)につく(受粉)
- 花粉が胚珠まで伸びて受精する
- 胚珠が成長して種になる
- 子房が果実になる(場合による)



このプロセスを経て、胚珠は植物の「次の世代」を作るための 種子 へと変化します。
胚珠が関係する「果実と種」の違い


植物によっては、胚珠がしっかり受粉しないと種ができないものや、果実が育たないものがあります。
🌟 胚珠が種子に、子房が果実になる例
| 植物 | 胚珠(種) | 子房(果実) |
|---|---|---|
| リンゴ 🍏 | 黒い小さな種 | 赤いリンゴの実 |
| ミカン 🍊 | 白い種 | みかんの果肉 |
| スイカ 🍉 | 黒い種 | 赤い果肉 |



一方で、バナナのように種がほとんどできない果実 もあります。これは、人間が品種改良をして「胚珠が発育しないようにした品種」だからです。
胚珠が発達しないとどうなる?


✅ 種なしの果物ができる
- 例:種なしブドウ、種なしスイカ
- これは、受粉しないようにしたり、特殊な処理をして胚珠を発達させないようにしたもの です。
✅ 花が咲いても種ができない場合がある
- 受粉がうまくいかないと、胚珠が発育せず、種ができないことがあります。
- 例:トマトやナスは、受粉が不十分だと実ができないことがある。



このように、胚珠の成長は 植物の繁殖に大きく影響を与えます。
Q&A:胚珠についてのよくある疑問


Q1. 胚珠と種子の違いは?
👉 胚珠は 種子になる前の状態。受粉すると、胚珠が発達して種子になる。
Q2. 胚珠がない植物はあるの?
👉 コケやシダ植物には胚珠がありません。 彼らは種ではなく 胞子 で増えます。
Q3. 胚珠はすべての花にある?
👉 いいえ。 たとえばオスの花(雄花)には胚珠がありません。メスの花(雌花)にだけあります。
まとめ


胚珠とは、将来「種」になる部分 であり、受粉すると成長して種子になります。
✅ 胚珠は、めしべの中にあり、受粉すると種になる
✅ 胚珠が発達しないと、種ができないこともある
✅ 果実は、胚珠と子房が一緒に成長してできることが多い



種ができる仕組みを知ると、果物や植物の成長がより面白くなりますね! 🌱✨


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