こんにちは!この記事では、東京の冬の平均最低気温(約3℃)でもアガベを屋外で冬越しさせることができるのか、実験していきます。
アガベを育てていると、冬の管理方法について悩んでしまう方も多いと思います。
私の場合、屋外で育てている株の数が増えてしまい、スペースの問題から室内にしまいきれないという問題が発生しました。
アガベの耐寒温度は5℃とも10℃とも言われるなか、「屋外で冬越しさせても大丈夫なのか」一冬かけて実験していきます。

それでは、アガベの性質や管理方法、屋外での越冬のポイントを見ていきましょう!


アガベの基本情報と耐寒性を理解しよう


アガベは、多肉植物の仲間で乾燥に強い性質を持っています。
しかし耐寒性には種類ごとに差があり、寒さに強い種もあれば、低温が苦手な種もあります。
耐寒性が比較的高いアガベの例:
- アガベ・パリィ
- アガベ・ヴィクトリアレジーナ
- アガベ・ネオメキシカーナ
これらの種類は、比較的低温(-5℃前後)にも耐えることができます。
ただし、耐寒性が高いといっても条件次第で弱ることがあるため、適切な管理が必要です。
一般的に、アガベが苦手とするのは「寒さ」そのものよりも、寒さ+湿気の組み合わせです。



高級品種は特に冷害で失いたくないので1軍の株は先に屋内にしまっています。
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東京の冬の気候とアガベの相性は?


東京の冬は、平均最低気温が約3℃程度で、北国などどくらべると冬の温度としては比較的穏やかな寒さです。
一方で、放射冷却が起きると、気温が0℃近くまで下がることがあります。
アガベは種類によりますが、ほとんどの耐寒性のある種が5℃以上であれば健康を保てるようです。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- 冷え込む日の対策
東京でも氷点下になる日があります。
特に寒波が来る時期は、一時的な対応が必要です。 - 湿気と雨
東京は冬でも雨が降ることがあるため、アガベの根が濡れたままになると凍傷や病気のリスクが高まります。



このように、気温だけでなく、雨や湿度の管理もポイントになります。
屋外越冬の注意点と具体的な方法


東京でアガベを屋外越冬させる際、以下の具体的な方法を意識してみてください。
水やりを控える
冬はアガベが休眠期に入るため、ほとんど水を必要としません。
休眠期に水を与えると、根が濡れたまま凍ってしまうことがあります。
- 11月〜3月は月1回程度の水やりで十分です。
- 土が乾燥している状態をキープするのがベストです。
土の排水性を良くする
アガベが冬に弱りやすい原因の一つが「湿気」です。
排水性の良い用土を使用し、鉢の底に水がたまらないようにします。
- 鉢底石を敷く
- サボテン用の用土を使用する
防寒対策をする
冷え込みが厳しい夜は、アガベの周りに防寒用のカバーをかけましょう。
- おすすめの防寒アイテム:
- 不織布カバー
- ストローや藁を使ったマルチング
これらのアイテムで、寒さや霜からアガベを守ることができます。



このように、気温だけでなく、雨や湿度の管理もポイントになります。
実際に冬の屋外に置いてみた
環境としては裏道に面する軒下で、冬の間、日光は入らない時間もありました。塀に隠れる形で風よけはできていそうですが、雨はほとんど防がれずもろにあびています。
実際に屋外に置いてみました
20241105
この時は日中帯も15℃くらいあったので、特にしまわなくてもよさそうなタイミングでした。最低気温は10℃を下回ることもありましたが、特に影響がないように感じました。


20250122
一番寒い時期を過ごしています。おそらく今の時期大丈夫であれば、冬越しは問題ないという結論になるんじゃないでしょうか


成長記録は冬の間撮り続けようと思います。
アガベが凍るとどうなる?リスクを知ろう


アガベが凍るとどうなる?
もしアガベが凍ってしまうと、以下のような症状が現れます:
- 葉が黒ずむ
- 茎や根が腐り始める
- 葉がしぼんで元に戻らない
これらの症状が出ると回復が難しいため、早めに対策を取ることが大切です。
どうして凍ると弱るの?
アガベは寒さによるストレスで細胞が壊れ、健康を保てなくなります。
また、土の中で根が凍ると水分や栄養を吸収できなくなるため、枯れるリスクが高まります。



屋外管理に冷害はつきものですよね
屋外越冬を補助するアイテムと工夫


屋外越冬を成功させるためには、以下の工夫やアイテムを活用するのがおすすめです。
簡易温室を使う
ホームセンターなどで購入できる簡易温室は、風や霜からアガベを守るのに効果的です。
- 日中は温室内の温度が上がり、夜間も冷え込みが緩和されます。
- 室内に移動が難しい場合でも、これなら屋外で越冬が可能です。
軒下や風の当たらない場所を選ぶ
屋外で管理する際、風や雨が直接当たらない場所を選びましょう。
- 家の南側の軒下
- ベランダの隅
これだけでも冷えや湿気を避ける効果があります。
まとめ:東京でもアガベの屋外越冬は可能!
東京の冬の平均最低気温(3℃)であれば、いまのところ実験では、アガベは種類や管理次第で屋外越冬が可能です。
ただし、湿気や冷え込みに注意し、適切な管理を行うことが成功の鍵となります。
今回紹介したポイントを押さえれば、東京の冬でも健康なアガベを維持できますよ!



ぜひ工夫して、元気なアガベを春まで育ててみてくださいね。


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