秋の庭に、まるで宝石のように輝く小さな紫の実。
その正体は、上品でどこか和の趣を感じさせる ムラサキシキブ(紫式部) です。
名前はあの平安時代の女流作家から。雅な響きにふさわしく、庭に植えると一気に“秋の風情”が漂います。
でも、「難しそう」「剪定とか大変そう」と思う方も多いはず。
ご安心ください。ムラサキシキブは実はとても丈夫で、コツさえつかめば初心者でも美しい実をたっぷり楽しめます。
ボタゾンこの記事では、ムラサキシキブの特徴・花言葉・育て方・水やり方法・剪定・病害虫対策までをやさしく解説します。



「秋の庭を上品に彩りたい」という30代の方におすすめです。
秋らしい花としてこちらもおすすめです!


ムラサキシキブとは?特徴や花言葉を解説


ムラサキシキブの基本情報と特徴
- 学名:Callicarpa japonica
- 科名:シソ科
- 原産地:日本・東アジア
- 樹高:1〜3m(剪定で調整可)
- 開花期:6月〜7月(小さな淡紫色の花)
- 結実期:9月〜11月(紫の実が美しい)
ムラサキシキブは、秋になると枝いっぱいに丸い紫の実をつける落葉低木。
小さな花が夏に咲き、秋には実が熟して鮮やかな紫色になります。
同じ仲間でコムラサキという種類もありますが、違いは“実のつき方”。
ムラサキシキブは枝の先に、コムラサキは枝全体に実をつけます。どちらも秋にぴったりの美しさです。
ムラサキシキブの花言葉
- 「上品」
- 「聡明」
- 「愛され上手」
紫色の実と気品ある姿から、“知的で落ち着いた女性”を連想させる花言葉がつけられています。
まさに名前の由来にぴったりの意味ですね。
ムラサキシキブの育て方と植える時期


植えるおすすめの時期
- 苗の植え付け:3月〜5月、または10月〜11月
- 春植えがおすすめ(根がしっかり張りやすく、実がなりやすい)
ムラサキシキブに適した場所と土づくり
- 日当たりと風通しの良い場所を選ぶ
- 半日陰でも育つが、実つきをよくしたいなら日当たりの良い場所が◎
- 水はけの良い肥沃な土を好む(赤玉土6:腐葉土3:川砂1が理想)
乾燥にも比較的強いですが、植えつけ初期はこまめな水やりが成功のカギです。
ムラサキシキブの水やり方法とコツ


水やりの基本
- 地植え:根づいたら雨まかせでOK。真夏に乾燥が続くときだけ与える
- 鉢植え:土の表面が乾いたらたっぷりと。夏は朝か夕方がベスト
季節ごとの水やりポイント
- 春〜秋:乾燥気味を意識しつつ、極端な水切れに注意
- 冬:落葉中は水控えめ(月1〜2回程度)
ムラサキシキブは過湿に弱いため、「やりすぎない」が鉄則です。
特に鉢植えでは水はけを意識しましょう。
ムラサキシキブの剪定と増やし方


剪定(せんてい)のコツ
- 剪定時期:2月〜3月(休眠期)
- 花芽はその年の春に伸びる枝につくため、強く切りすぎないよう注意
- 枝が混み合った部分や古い枝を整理する程度でOK
形を整えるだけで、秋には枝いっぱいに実をつけてくれます。
増やし方
- 挿し木で増やすのが一般的(6月〜7月ごろ)
- 若い枝を10cmほど切り、水はけのよい土に挿す
- 半日陰で管理し、1か月ほどで発根
思ったよりも簡単に増やせるので、気づいたら庭のあちこちに紫の実が…なんてことも。
ムラサキシキブの病気と害虫の予防対策


よくある病気
- うどんこ病:葉に白い粉。風通しを良くすれば予防可
- 斑点病:葉に黒い斑点が出る。感染した葉は早めに取り除く
害虫対策
- アブラムシ:新芽につく。水で流すか牛乳スプレーで対応
- ハマキムシ:葉を巻いて食害。見つけ次第取り除く
予防のポイント
- 株間を広くとって風通しを確保
- 枯れ葉はこまめに掃除
- 春に緩効性肥料を少量与えると株が健康に保たれる
ムラサキシキブは比較的強健で、放任でもよく育つ優等生です。
ムラサキシキブ栽培のよくある質問Q&A


Q. 実をたくさんつけるコツは?
→ 春に日当たりのよい場所に植えること、そして剪定しすぎないことがポイントです。
Q. コムラサキとの違いは?
→ ムラサキシキブは枝の先端に実をつけ、コムラサキは枝全体に実をつけます。どちらも育て方はほぼ同じです。
Q. 冬越しはどうすればいい?
→ 寒さに強いので特別な対策は不要。地植えでもそのまま冬を越せます。
まとめ:ムラサキシキブで“秋の雅な庭”を楽しもう


ムラサキシキブは、秋の庭に静かな彩りを添える上品な花木。
日当たりと水はけの良ささえ押さえれば、初心者でも簡単に育てられます。
丈夫で手がかからないうえに、秋には紫の実がたわわに実る姿が見られる――まさに「ほったらかしで美しい」植物。



「派手すぎないのに印象に残る庭にしたい」
そんな30代の方にぴったりのガーデンアイテムです。



ぜひムラサキシキブを育てて、秋の庭に“静かな華やかさ”を咲かせてみてください。




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