【冬越し】【外管理】アガベや塊根植物の冬の育て方を考える

【夏の風物詩】【外管理】台風対策について考えるで夏の対策を考えていました。
しかし、あっという間に11月を迎え、最高気温も20℃ほどの日も日に日に増えてきました。
冬は植物にとって厳しい季節ですが、植物に冷害のダメージを与えないためにも、少しの工夫で健康に冬を越せます!

こんな人にオススメ
・アガベを外管理をしだしたけど、初めての冬越しを迎える人
・室内のスペースがあまりない人
・あまり予算をかけたくない人

冬場にアガベを室内にしまうと電気代がかかったりしますし、何もしないと外管理で例外のダメージを受けてしまいます。
植物を育て始めて冬が嫌いになりましたw

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目次

アガベや塊根植物の冬越しはなぜ難しいのか

アガベの冬越しが難しい理由を説明

アガベや塊根植物は乾燥地帯の植物です。
冬は寒さや湿気でダメージを受けやすく、特に外管理では注意が必要です。

冬越しが難しい理由

  • 低温に弱い種類が多い(霜や凍結は致命的)。
  • 過湿状態になると根腐れのリスクが高まる。
  • 日照時間が短くなり、成長が停滞する。

特にアガベのような多肉質の植物は、過剰な湿気で葉が腐りやすいです。
塊根植物も冬場に水分をため込みすぎると、株全体が腐ってしまうことがあります。

今の状況について

冬越し前の状況について

外管理と室内管理の判断基準なのですが、私はグラキリスやオペルクリカリア・パキプスなど盗まれるとかなり困ってしまう高価な株については室内管理をしています。
一方で、室内管理するにもスペースと電気代の限界があり、画像の株達は外管理しています。
シーザーやハデスなど普及種が多いのですが、それでも春、夏、秋とすくすくと育ってくれていました。

今は、100株には届かないのですが(子株は1000株くらい植えていましたが、、)、全ての株を室内管理するのは厳しいといった状況です。

アガベの原産地のメキシコと比較してみる

日本、特に私が住んでいる東京近辺の冬場は、気温が低いのに湿度も高くなるということで、本場メキシコの環境とは大きく異なっています。
以下を見ていただければ分かるのですが夏は東京が暑く、冬は東京が寒いという、四季があることを感じさせてくれる(?)グラフになっています。

アガベの原産地のメキシコと比較
東京とオアハカの平均気温 (weatherspark.comより)
アガベの原産地のメキシコと比較温度ベース
東京とオアハカの平均気温 (weatherspark.comより)


また、オアハカは夏季のみ降水量が多いのですが、東京は夏場も雨が多く、冬場も雨が多いというアガベにとって育てやすい環境とは言えません。

アガベの原産地のメキシコと比較降雨量
東京とオアハカの降雨量 (weatherspark.comより)

また、衝撃的なグラフで、蒸す可能性というグラフも東京はオアハカの90倍(!!)蒸しやすいそうです。
そんなことがあるのか。。

アガベの原産地のメキシコと比較湿度

冬場、アガベを外に置いておくとどうなるか

冬場、アガベを外に置いておくとどうなるか

メキシコと環境面でかなりのデメリットがあるということはわかったのですが、
そんな中、冬場に東京でアガベを外に置いておくとどうなるでしょうか。

メインで育てているのがアガベ チタノタなのですが、気温が10℃以下になると冷害の恐れが出てきます。
冷害の症状としては、葉に痛みが出てきたり、湿度も高いということで最悪、根腐れが起きてアガベが枯れてしまいます。

東京だと11月からは最低気温が10℃を下回ってしまうのですが、書いているのが11月上旬なのでドンピシャのタイミングとなります。

冬越しの対策を考える

冬越しの対策を考えるパキプス

冬越しの対策としてもっとも効果的なのが、室内管理です。
上はパキプスの発根管理をしていた時の画像で室内管理+ビニール温室+LED照明+パネルヒーター+サーキュレーターといったフルセットで管理していました。
こうした設備を用いると外で管理している時のような気温、日照不足といった懸念がなくなり、安定して冬場もアガベを育てることができます。デメリットとしては、ご存知の通りどうしても電気代がかかり家計を圧迫してしまうということです。

※ちなみに室内の環境についてはこちらをご覧ください。

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一方で、どうしても外で管理しなければならない場合はどうしたらよいでしょうか。

外管理の対策①簡易温室

ビニールシートを使った簡易温室を設置する案です。
温度と湿度を一定に保つことができるので、アガベの保護ができます。
また、イニシャルコストで数千円かかってしまうのですが、ランニングコストはかからないのがメリットです。

外管理の対策②不織布で覆う

不織布は保温性も高く、透光性も高いため、冬場の急激な温度低下を防いでくれます。
こちらも、イニシャルコストで数千円かかってしまうのですが、ランニングコストはかからないのがメリットです。

ぼたぞんはどうするか

意外と外管理の選択肢が少ないのですが、以下の運びで室内管理しようと思っています。

①できるだけ、選抜して手持ちの株を減らす。

今はできるだけ多くの株を育てたい欲求があったため、持株数が増えていました。
ある程度、この株は処分したくない、という株以外はオークションやメルカリに出すことを考えます。

②室内に株を入れる

株を手放すことで、絶対数がすくなくなるため、ある程度中に入れることができるのではと思っています。

③夜間帯は室内に取り込み、日中帯は外に出す。

それでも、しまいきれなかった株については、手間がかかるのですが、日中帯は外に出して日に当てることにしたいです。

冬越しが成功したら

冬越しが成功したら

冬はアガベ、ひいては植物ラバーの皆様にとって憂鬱な季節かと思っています。
とは言え、日本には四季があり、3月ころから気温が上がってきますので、春先からは外に出してたくさん日光を与えてあげようと思っています。
冬を乗り切って、来春の楽しい植物ライフをおくるためにも準備を抜かりなく進めたようと考えています。

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