アガベは葉のフォルムが美しく、インテリアに映える観葉植物です。
さらにカッコよく育てるためには、光・水・風・土の4つのポイントを押さえることが重要です。
本記事では、初心者でも分かりやすくアガベの育て方を解説します。
この記事の対象の方
・アガベを育て始めてどう育てればかっこいいアガベが育つのかわからない方
・締めて育てるというワードを聞いたことがあるけど、具体的にどういうことが知りたい方
・かっこよく育てる環境を知りたい方

アガベの育成用具はこちらにまとめていますので、よろしければ是非参考にしてください!


かっこよく育てるとは


結論から申し上げると、アガベの自生地であるメキシコ・オアハカの環境に近づけて育て、現地のような株に仕立てることが大事だと考えています。
では、どうすれば現地の環境に近づけられるのか、答えはシンプルで、光、水、風、土のバランスを組み合わせることです。
アガベの育て方に必要な「光」の管理方法


アガベは日光が大好きな多肉植物です。室内で育てる場合、屋外で育てる場合で異なってきます。
屋外で育てる場合
しっかりと太陽光を浴びさせることで、葉が青々とし、健康的な成長を見せます。
屋外で管理する場合は、一日中日が当たる場所がベストです。
特に春から秋にかけては積極的に外に出し、直射日光を当てると力強い葉をつけます。
しかし、夏場の強烈な日差しには注意が必要です。真夏の昼間の直射日光は葉焼けの原因になることも。
遮光ネットを利用して日差しを少し和らげるか、数時間だけ日光を当てて、あとは明るい日陰に移動させると安全です。
室内で育てる場合
室内も基本は変わらず、しっかりと光を浴びせることが大事です。
室内で光を浴びせる場合は、太陽光の代わりにLEDライトを利用します。
植物育成用のLEDライトが市販されていますので、その下に植物を配置して、日光の代わりにします。
私は、子株の場合、30,000〜50,000Lux、大株の場合80,000〜100,000Luxで、照射時間は12時間で管理しています。
LEDライトも同じく、距離が近かったり、長時間当てすぎてしまうと葉焼けの原因になることもあります。
その場合、照射時間をスイッチボットやタイマーで調整し、抑えることが必要です。
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ポイント
基本は日当たりの良い場所で育てる。
夏は強い直射日光を避け、適度な日陰、もしくは照射時間を調整する。
アガベに適した「水やり」方法


アガベは砂漠地帯原産の多肉植物で、水をあまり必要としません。水やりの頻度が多すぎると根腐れの原因になるので注意しましょう。春と秋の成長期には、土が完全に乾いたら水を与える程度が理想的です。夏の暑い時期と冬の寒い時期には、さらに水やりの頻度を減らしましょう。
屋外で育てる場合
あめざらしで育てている場合でも、夏の乾燥が続く時期は意識的に水やりをしてください。
ただし、日中帯の12:00〜14:00などの30度が超えてくる時間帯にあげてしまうとアガベが温度に耐え切れなくなってしまうため、朝イチか、夕方以降に水やりをしてください。
特に冬場は休眠期に入るため、ほぼ水を与えなくても大丈夫です。水やりを控えることで、アガベが自然の環境に適応した引き締まった葉を持ち、カッコよく育ちます。
室内で育てる場合
具体的には、夏は5日に1日程度、春秋は7〜14日に1日程度、冬は1ヶ月〜2ヶ月に1日程度水やり満遍なく水やりをやってください。
少なく水やりをしてしまうと根全体に水が届かず、十分に成長しなくなってしまいます。
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ポイント:
春〜秋は土が乾いたら水やり。
冬は水やりを控えめに。
水やりの量は少なくしないで頻度を少なくする。
風通しを意識して「ムレ・病害虫対策」


アガベは風通しの良い場所で育てると病気や害虫の発生を防ぎやすくなります。特に湿度の高い環境では根腐れやカビが発生しやすいため、風通しを良くすることが大切です。室内で育てる場合でも、窓際やベランダで適度に外気に触れさせると良いでしょう。
また、風はアガベにとって「自然環境に近づける」要素の一つです。適度な風に当たることで株が引き締まり、見た目もより力強く整った形になります。
この反応を接触形態形成と呼ぶそうです。風によって植物にストレスが与えられ、ストレス解消のために成長に必要なエネルギーも使われてしまうようです。
屋外の場合
風通しの良い場所に置いておければ問題ありません。
強風には弱いので、屋外管理の場合は台風などの際に避難させることも忘れないでください。
屋内の場合
そのままだと、空気の循環がせず、アガベも徒長してしまいます。
そのため、サーキュレータにて風を与えます。
注意点としては、微風で構わないので葉全体が24時間風に当たっている状態にすることです。
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ポイント:
- 風通しの良い環境で育て、病気や害虫を予防。
- 強風は避け、適度な風を取り入れる。
土選び:アガベが元気に育つための「専用土」


アガベの育成には、水はけが非常に良い土が必要です。
一般的な園芸用土よりも、より軽く乾燥しやすい多肉植物専用の土やサボテン用の土を使用するのが良いでしょう。自分で配合する場合は、軽石、赤玉土、川砂などをブレンドしても構いません。
アガベは根が張りやすい性質があるため、鉢の底にも軽石や小石を敷いて排水性を高めましょう。土の質に気をつけることで、根が健康に成長し、全体が引き締まった美しい姿になります。
私が利用している用土はBEST SOIL MIXと軽土を2:1で配合して、マグァンプKを入れているものになります。
底石も敷いています。
ポイント:
水はけの良い多肉植物用の土を使用。
鉢底には軽石を敷き、さらに排水性を確保。
まとめ:光・水・風・土を押さえたアガベのカッコいい育て方


アガベは正しい管理をすることで、引き締まったカッコいい姿を楽しめる観葉植物です。
光・水・風・土を意識し、適切な環境を提供することで、初心者でもアガベを健康的に育てられます。



成長の過程を楽しみながら、あなたならではの「カッコいい」アガベを目指してみてください!


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