塊根植物を育てていると、
ある日突然、葉が黄色くなり、落ちてしまうことがあります。
「水が足りなかった?」「根腐れした?」
そう不安になってしまいますよね。
ですが、塊根植物の場合、
それは失敗ではなく“休眠”という正常な状態であることが非常に多いです。
ボタゾンこの記事では、
休眠と失敗をどう見分ければいいのかを、
初心者でも判断できるよう、具体的・実践的に解説します。


そもそも塊根植物の「休眠」とは?


休眠とは生存戦略
塊根植物の多くは、
雨季と乾季がはっきりした地域が原産です。
そのため、
- 成長する時期
- 何もしないで耐える時期
をはっきり切り替える性質を持っています。
この「何もしない時期」が休眠です。


休眠中に起こる典型的な変化


まずは、
休眠として正常な変化を整理します。
休眠中によくある状態
- 葉が黄色くなり、自然に落ちる
- 新芽が出なくなる
- 成長が完全に止まる
- 見た目が地味、または枯れ木のようになる
これらはすべて、
塊根植物では正常な反応です。
特に冬や気温が下がったタイミングで起こる場合、
ほぼ休眠と考えて問題ありません。
失敗(トラブル)と休眠の決定的な違い


ここが一番重要なポイントです。
見分け方① 塊根が硬いかどうか
休眠中の塊根は、
触るとしっかり硬さがあります。
一方、失敗の場合は
- ぶよぶよする
- 押すとへこむ
- 異臭がする
といった症状が出ます。
硬い=生きている
まずはこれを覚えておいてください。
見分け方② 葉の落ち方
- 下葉から順に、静かに落ちる
- 葉が枯れても塊根は変わらない
これは休眠の特徴です。
逆に、
- 葉が一気に黒くなる
- 茎や塊根まで変色する
場合は、環境トラブルの可能性があります。
見分け方③ 季節と気温
休眠は、
- 秋〜冬
- 気温が15℃以下になった頃
に起こることが多いです。
このタイミングで葉が落ちたなら、
まず休眠を疑うのが正解です。
休眠中に「やってはいけないこと」


休眠を失敗と勘違いすると、
逆に枯らしてしまう行動を取りがちです。
代表的なNG行動
- 元気がないから水を増やす
- 肥料を与える
- 日当たりを急に変える
- 掘り上げて根を確認する
休眠中の塊根植物は、
構わないことが最良の管理です。
休眠中の正しい管理方法


水やり
- 月0〜1回
- 完全に断水することも多い
- 塊根が極端にしわしわになるまで与えない
水は「必要になったら出す」くらいが安全です。
置き場所
- 明るい日陰〜弱い日差し
- 霜が当たらない
- 10℃以上を保てる場所
室内の暖房直下は避けます。
肥料
- 完全に不要
休眠中に肥料を与えると、
根を傷める原因になります。
「休眠明け」のサインはここを見る


休眠は、ある日突然終わります。
休眠明けのサイン
- 塊根の上部が少し膨らむ
- 芽のような突起が出る
- 気温が20℃前後に安定する
この兆候が見えたら、
少量の水やりから再開します。
初心者が一番失敗しやすい思い込み


塊根植物で多い失敗は、
実は管理不足ではありません。
よくある勘違い
- 葉がない=枯れた
- 成長しない=失敗
- 変化がない=問題
塊根植物は、
変化が少ないことが正常な植物です。
まとめ|休眠は「うまく育っている証拠」


塊根植物において、
休眠はトラブルではありません。
- 葉が落ちるのは自然
- 塊根が硬ければ問題なし
- 休眠中は手を出さない
これを守るだけで、
失敗の多くは防げます。
塊根植物は、
世話をしすぎない人ほど上手に育てられる植物です。



「何も起こらない時間」も、
植物が生きている大切な時間。



そう考えられるようになると、
塊根植物との付き合いは、ぐっと楽になります。




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